45歳 誕生日

2013-08-01
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45歳を迎えた。

この日、
息子は、一日私につきあって遊んでくれた。
娘は、一日を費やしてケーキを作ってくれた。
下の息子は、いい子にしていてくれた。
妻は、娘をサポートし、誕生会の準備をしてくれた。

こんな素敵な誕生日は初めてである。

ところで、子の成長を感じるたびに、
役割をひとつ終えた気持ちになる。

年齢を重ねることは、冥途への一里塚であり、
めでたくもあり、めでたくもなし(一休宗純)

であるが、私は寿命の先にある命も見据え、
常に前を向き、めでたく迎えたい。

葉っぱのフレディも、
人々に木陰を与え、彩りを与え、
葉っぱとして一年間の人生を終えたあとも、
大地に還り、木に栄養を与え続ける。

人が遺すものは、遺伝子だけではない。
その役割を全うすることで、
現世に有形無形の財産を遺し、
死後も人々はその享受を得ることが出来る。

それは無形の場合もあるので、遺された人もまた、
それを感じるセンスを磨かねばならない。

目に見えない風を感じることができるように。

体と心。

これとは独立して存在する命の永続を感じ、
現世で為すべき事を全うする。

たとえ中途で終わっても、後悔することなく、
世の中に命の片鱗を遺したことを信じ、
善行に努め、生きて生きて生きたいね。

まだ自分には難しい。

従って、45の誕生日を迎えるも、
人生の折り返し地点には、まだほど遠いのである。

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