Archive for the ‘未分類’ Category

2nd CD『聲奏一如 Ⅱ』レコーディング

2015-04-18

2nd CD『聲奏一如 Ⅱ』(仮題)
レコーディング終了しました。

後日、MIX&マスタリング作業を経て
6月下旬には発表したいと思っています。

1日目は機材トラブルにより、
大幅に時間が押すなどしましたが、
さすがプロの演奏者の皆さま、
限られた時間の中で、
きっちりと仕上げて下さいました。

私の作品が、音楽監修の船山美也子先生、
カルテットの杉原蓮子さんをはじめ、
そうそうたるメンバーのかたがたによって、
より「生きた」仏教音楽に成長してゆくことを
実感しています。

ハードでしたが、楽しい二日間でした。

いずれ予告PVなどでお知らせしますが、
完成をどうぞ楽しみにしていてください。

合掌

P1160208 P1160203 P1160196 P1160241 P1160256 P1160317 P1160326

ホスピス緩和ケア週間

2014-10-09

私がボランティアをしている都立病院で
毎年開催されている「緩和ケアイベント」
今年も手伝いに行き、感じたことを少し。

無知な点はお詫び申し上げます。
何卒ご批正ください。

****************

看護師さんから病院の緩和ケアに対する説明を聞いたあとの、
患者さんの言葉。

 「この病院の先生や看護師さんに尊敬される患者にならなくては」

信頼とはこうゆうものか。心にて五体投地。

****************

このとき「白い巨塔」の一幕を思い出していた。

「私のほうが患者さんに救われていた」と気付いた里見医師に、
「医師は患者を敬わなければならない」との大河内教授の言葉。

僧侶こそ、人を敬う存在でなければならない。

****************

生老病死にひたすら向き合うかたの心にこそ、仏が居る。

****************

悲嘆に暮れるかたが、人の為に行動する姿や、
高野山奥の院でお百度を踏むおばあさんに、
仏の姿を見ることがある。

その仏であるかたに、帰依し、
お付き添いさせてください、拝ませてください、
という姿勢で読むお経には、より大きな力が生まれる。

****************

ここまでがようやく出発点、として、

では僧侶は、如何なる実践を以て、
尊敬される存在として信頼を得ることができるか。

これが問題だ。

****************

病院側の、患者さんを尊敬する理念と姿勢は、
おのずと、患者さんにとって安心できる体制や制度に
つながっていく。

緩和ケア病棟だけでは、
まだまだカヴァーできない制度的問題は多く残るものの、
医師、看護師、薬剤師、そしてボランティアなどが、
チームとして患者さんに向き合おうとする体制そのものに、
多くのかたが安心されていることを垣間見た。

****************

寺も、菩提心を因とし、大悲を根とすれば
おのずと方便が整うはずである。

****************

空海大師のお言葉。

「物の興廃は、人による。人の昇沈は、定めて道にあり」

私の寺もかく目指したい、と願いつつ、
ひたすら発心と実践を心するも、
なかなか思うように行かず、あくせくしている私、である。

                            合掌

Copyright(c) 2011 Ryukai Matsushima All Rights Reserved.